2018年4月14日土曜日

ベビーウクレレを作る(1)

前から手がけていた工作がだいぶ完成に近付いてきたのでアップすることにしました。


約1年前にこんなものを手に入れました。
これは古い中国製の子供用のマンドリンです。マンドリンと言いながらも複弦ではなく弦は4本、ネックはマンドリンと言うだけあって細くコードは弾けません。
ヤフオクで1000円。
何でこんなものを手に入れたかと言うと、この形がFavilla(ファビッラ)のビワ型ウクレレに似ていたからです。

これを改造してベビーウクレレが作れないかな?と思ったのです。。
ベビーウクレレって面白いけど結構高いですよね!?おまけにただでさえミニチュアみたいなウクレレの小型版だから弾きやすい訳ではない!
ほんとのベビー(小1ぐらいの小さい子供)が弾くには最適のサイズかもしれません。。

まあ、工作好きの暇つぶしです。。


まず、指板から考え始めました。。
ベビーウクレレなので短いスケールのものが必要です。そこでアマゾンで中華系の安い指板を買って切り詰めることにしました。
コンサートサイズの18フレットを切り詰めて音の高い側の12フレットを生かします。


幅も切り詰めて狭くしました。


ポジションマークは一見、簡単に銀色のプリントに見えたのです。「擦ればとれる」ぐらいに考えていたのですがさにあらず。。樹脂状のものがしっかり埋め込まれていたので、穴を開けて取り除き丸く切り抜いた指板の端切れで埋めることになりました。
指板が出来た後、しばらくこのプロジェクトは放置していました。。


次にネックを作る必要があるのですが、はじめはマフォガニーのまともなネック材を買ったのです。
ベビーウクレレってネックなども小さいので特別なものが必要になります。アマゾンで中華系の安いネックを買っても付け根の位置などが合わないので使えません。。(楕円のネック中央部にそれに合わせた部材を継ぎ足す方法はあるかもしれませんが??)

まともなネック材も切り捨てる部分が多すぎて勿体無いなぁ~~!と思っていたのです。
他の工作でメイプル材が欲しくなったのですが(凄く少量でよかったのです。)小さいものが売っていなかったので棒状のものを手に入れました。あまったこれが使えないか??と思いはじめました。
端を斜めに鋸で切ってミニカンナで仕上げました。これ!!かなり手間でした。。


指板を載せてみました。ヘッド部の画を書いてイメージを創ります。


指板、ヘッド画を両面テープで貼り付けて回りを切り抜きました。


ブーツ部(付け根)には別の木を貼り付けました。
なんとなくネックに見えてきました。。


ここでミニマンドリンの加工もし始めました。。
まずいらないネックを切り取りました。


ここにネック部を削り合わせて繋ぐことにします。


若干仕込み角を入れて削り合わせました。


位置がずれると今後の加工に影響があるので、ホゾ組みで位置決めします。


ボディサイドとネックサイドをピッタリに合わせるために、ネック側を削り合わせました。。


削り取るのが大変なのでブーツ部の不要部分を切り取りました。
まともな工具がないので上手く切れませんが何とか取り除くことが出来ました。


どんどん削ってネックに近付けていきます。だいぶそれらしくなってきました。


だいぶ形になってきたので、ここでボディの塗装も剥がしました。


こんな感じになりました。。
どうです!? Favilla(ファビッラ)のビワ型ウクレレに似ていませんか??

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